昭和少女's６

昭和少女という名目で初期松田聖子の顔を描くシリーズです。 今回から顔のアップ。浮世絵でいえば大首絵ですね。 あくまで初期ですから、やや垢抜けない感じだけど可愛い。 素朴だけどちゃんと見れば元の素材がいい。 みたいな感じが出せればな、と。 なので、資料の選定が重要で、作り込まれた感じじゃないものを探すのが大変。 好みもあるし、一度描いた顔じゃないのを選びたいし、いいのは少ないし。 で、選んでみたのがこれ。 ちょっと初期っぽくないんですが、アップ１枚目はこんな感じ。 まあ、そのまま描くんじゃなくて、必要なら何枚も資料を混ぜるんで、一応、初期に寄せる努力はしてますが。 どうですかね。 可愛くない顔は描きたくないんで、過美にならない程度にギリギリ攻めてるんですが。（笑） 特に、目の表現では、まったく影を入れないと、まつ毛を長く描いてるわけじゃないので、そうとうヤバい見た目になってしまって、解決策として眼球に落ちるまぶたの影を入れることに。 （このシリーズを描くにあたって決めたルールで影を極力入れないことにしてます） 描いてみて判りましたが、これがあるとないとじゃだいぶ差があって、この影だけでもアイメイクの効果が十分ありました。 首と額にも大雑把に影を入れてしまいましたが、これも、特に前髪部分は色のコントラストが激し過ぎて、変に目立ってしまっていたのでその回避。 ただ、赤っぽくし過ぎちゃったのは反省点。元の画像資料も赤っぽかったですが、これはやり過ぎ。 服のチェック模様は手描きですが、フィルターで布風に。これは上手くいった。 不満点もまだありますが、絵としてはまあまあにはなったかな。

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