2019年のクリスマスイラストです。 クリスマスイラストよりは、年賀イラストの方に力を入れているんで、11月ぐらいになると干支を絡めたイラストの題材を探し始めるんですが、 あるとき、ボーっとテレビを見ていたら、バレエの告知をしていて、そこで『くるみ割り人形』の紹介が始まり、ああ、『くるみ割り人形』にはネズミが出るんだったと気が付きます。 それで資料を集め始めるんですが、この話って、どう考えてもクリスマスから切り離せないぐらいクリスマスのはなしなんですよね。 それなのにクリスマスじゃなくて年賀イラストの題材にするって、確実におかしいわけで、じゃあ、どうするかと悩んだ末、両方で使うことに。 要するに連作で、2枚は繋がった世界観にしようと。 それで、まず描いたのがこれです。 解説をしますと、ツリーの前で小さくなりつつある主人公の女の子を背景に、下水(地下)から攻めてきたネズミ軍団に立ち向かうくるみ割りオモチャ軍、といった感じ。 ですが、私の勝手な暗黒改変により、オモチャはロボット型の兵器に、ネズミは忌まわしい冒涜的な化け物の使いとして登場。崩れかけた下水からは旧世界の邪神が姿をチラリ。 そうなってくると、画風はもちろんマイク・ミニョーラ風になってきますね。 今回、色々研究し直して、影の扱い方、色の配置、構成等だいぶ勉強になりました。 ちなみに、くるみ割りのメカは、このイラストの為に考えていたものじゃなくて、漠然といつか描こうと考えていたもので、イメージとしては、もっとゴチャゴチャしたパワードスーツ型メカで、上半身はもっと小さいバランスでした。 枠は、完成したら構図が窮屈だったので、最後に付け加えました。 |