カーチャの冒険38話



Writer,Art:GEN

「応諾」



警察を振り切ってたどり着いたところは、
街からだいぶ離れた山のふもとの村でした。

寂しいところでしたが、
何も持っていない私たちは、村の人に泊めてもらうことにしました。

でも、シューラが言うには、
この村にはレジスタンスの協力者の家が一軒だけあるんだそうです。
以前、ダルコが野菜をもらってきた家だそうです。
ただ、私たちのことは、顔も知らないそうなので、
慎重に家を選び、一軒のおばあさんの住む家にお世話になることにしました。


おばあさんは、私たちを疑うこともなく、暖かく迎えてくれました。
シューラも安心した様子で、私は少し幸せな気持ちになりました。





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