イゴールが言うには、
行った先は見世物小屋だったそうです。
そこにはイゴールと同じ、変わった人達がたくさんいたそうです。
イゴールは嫌だったので、抜け出そうとしましたが、
「お前は大金で売られて今は私の持ち物だ」
と、団長が言ったので出られなかったそうです。
それに、
「お前の様な奴は、他に行ける所なんかあるわけがない！！」
「ここに居られるだけありがたいと思え！！」
と、熊男のエディーに言われたそうです。
イゴールは、私とはなればなれになってしまい、
しかも、こんな所に入れられてしまった自分を
本当にバカな奴だと、
毎日心の底から思ったそうです。