70年代特撮ヒーローズ・リボーン ファイル:15.5





FILE:15.5「手塚版サンダーマスク(ガス状炭素生命体サンダー)」
日本テレビ系 72年10/3~73年3/27 ひろみプロ作品


ファイル15.5、「サンダーマスク」手塚版です。
手塚のコミカライズを読んで、ぜひ、ということで挑戦。

手塚版がどういう内容で、特撮ドラマとは何処が違うのかについては、
以前書いた、ブログの感想で確認をどうぞ。


と、いうわけで、サンダーですが、
いわゆる中身、サンダーマスクの中の人ですね。

普段は、ガス状炭素生命体ですが、人間に取り憑くと、
こういうカラス天狗的な化け物になります。

全体に鳥の要素が強いデザインなんで、
上半身に付いているのも、ウロコではなく羽毛だと思ってください。

ほぼ、漫画に出てくるものもこのままです。
手塚タッチを廃し、リアル方向にディティールアップするとこうなります。

目の大きい鳥でデザイン的に近いもの、
ということで、ダチョウなんかも参考にしています。
脚の赤い部分はダチョウから来てたりしますね。

色に関しては、漫画を読む限り、褐色系、
特に黒く塗られたトサカは、赤のグラデーションに感じていたんですが、
サンダーマスクの中身ということで、元の色を反転することを思いつき、
読んで受けていた印象をあえて破棄。

緑、赤、銀、それぞれの補色で構成してあります。

顔が白いのは、白塗りなんじゃなくて、顔にも羽毛が生えてるから。
下唇の周りにあるのは、歯ではなく、ウロコ状にひび割れた皮膚。

全体的に、どう見ても気持ち悪いですが、
原因は、鳥人間風に擬人化した手塚のせいということで、ひとつ。
もっとも、設定的には気持ち悪く(恐ろしく)なくちゃダメなんですけどね。


次は、サンダーマスクです。(サンダーとサンダーマスクは違うんです)



サンダーマスク
TOP



inserted by FC2 system