バビル2世





バビル2世
バビル2世(山野浩一)


主人公、バビル2世こと浩一です。

5千年前に地球にやってきた宇宙人“バビル”の能力、体質を、もっとも良いかたちで受け継ぐ子孫。
強力な超能力者であり、覚醒してからは、正義原理主義者といえるほどの、生まれ持っての正義体現者。
バベルの塔と三つのしもべを引き継ぐ。


今回、『バビル2世』のリメイクをするにあたり、最初に考えたのが、“人物もデザインする”ということ。
いままでも人物はいろいろリメイクしてますが、どういうことかと言いますと、
過去作の「リメイクウルトラマン3」や「ガニメアン」のように、実在感のあるものとして、
見る人に、なるべく説得力あるプレゼンテーションがしたい、というわけです。
(何度か言ってますが、頭の中では“実写”前提で考えてるんですよね、何故か)

その流れで行くと、リメイクがしもべだけ、というわけにはいかないし、
人物も描くとなれば、人も同じ文脈でデザインするしかないだろう、と。


と、言いつつも、この1枚だけは、原作より。
なるべく、横山光輝タッチを残しつつ、リアルとの中間(主に顔ですが)になっています。

顔のイメージは、原作で能力を発揮しているときの鋭い顔。
横山光輝独特の、目の上の稜線が真っ直ぐの、逆カマボコ型の目をベースにリアルにしていくと、
なんとアニメ版の荒木伸吾風になるという驚きも。

学生服は、原作では青っぽいカラーのものもありますが、
リアルな絵で青だと、意味が出すぎる可能性もあるので、ここはビシッと黒で。
イメージ通りの襟の開き方をしている資料がなかなか見つからなくて、やや苦労しましたが、
その割には、色、素材感ともに、雰囲気は出たかな。

顔も丸く、手足もあまりスラッとしていませんが、これも原作に沿うかたちならでは。
浩一くん14、5の中学生なんです。
しかも、最初のアニメ版では、初め設定の年齢よりだいぶ幼く描く指示があって、
なんと、小学5、6年生(4、5年だったか?)のつもりで描いていたらしいですね。


次は、浩一の顔アップです。
これは、とことんリアルですよ。



顔アップ
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