70年代特撮ヒーローズ・リボーン ファイル:41





FILE:41「アクマイザー3」
テレビ朝日系 75年10/7~76年6/29 東映制作作品
■ザビタン


ファイル41『アクマイザー3』です。
今回も、前回同様集団ヒーローなので描く枚数も多く、時間もいっそう掛かってしまいました。(正直大変/汗)

まず、簡単に作品に触れますと、
『アクマイザー3』は、石森章太郎原作の東映特撮作品で、始めは仮面劇としてスタート。
地球内部から地上侵略を狙うアクマ族を裏切った人間とのハーフ悪魔、ザビタンと、
ザビタン討伐隊から寝返って共闘するようになった、イビルとガブラがアクマ族と戦う話です。

で、1枚目は、主人公ザビタンですね。いきなり名前の響きからいいです。
今回のリメイクでいちばん変わったのはこのザビタンですね。
人間とのハーフということなので、もっと人間ぽくてもいいだろうと、こうなりました。

全体としては、原作の印象も残しつつ、追加要素として元々のモチーフである三銃士のイメージも盛り込んでみました。
本当は、SF的ポップさも入れ込みたかったんですが、どうも上手くいかずこの程度に。
白いラインとか、マークや数字なんかを入れようかと思ったんですが
それだけで、三銃士っぽさが弱くなっちゃうんでけっこう難しかったんですよね。

細かく説明していきますと、高めの襟、重ね着風で裾が長めのジャケットなんかは、三銃士から来ています。
頭の特徴的なヒイラギの葉っぱみたいな部分は、人間的な頭から直接生えてると如何にもおかしいんで
帽子というかメットのようなものの装飾としています。
ちなみに、生物ではないですが、ザビタンの思考に対応して生きてるように動きます。
腕と脚の白い部分は、原作の手袋とブーツの再現で、
それぞれ、腕も脚も甲冑(的な金属パーツ)で、ふくらはぎ部分に付いている付属品は、飛ぶための推進装置。
これも、三銃士時代のブーツの折り返しをイメージしています

色については、基本原作を踏襲していますが、胸の赤い部分は、色を決めるときの彩度を落とす過程で、
側面部分だけ高めにしたら、色が反転したような面白い感じになったのでそのままとしました。
バイザーとして処理した眼の部分に関しては、赤でもよかったんですが、
漠然と、オレンジ色のサングラス的にしようかなと思って、結果こうなりました。
なるべく赤に寄せましたが。

中央下の横向きの図は、怒りによって悪魔の部分が増大したところ。まとめてあった長髪が波打って乱れてます。
あと、とりあえず頭のひび割れも表現。
胸元のクロスは、ジッパーのつまみなんですが、反悪魔ということであえて付けさせてみたんですが、なくても可。
お腹の部分のS字が連なったようなウニョウニョ模様は、前垂れで、布です。

ジャンケル、ザラード(剣)は、ほとんど劇中のままです。
ザラードの下の図は、ザビタンノヴァ用の小型ミサイルポッドを展開したところ。普段は背中。
右下隅のものは、脚の飛行装置。横からもジェットが出ますが、後ろ側は開きます。
ほか、下半身やブーツなどには、乗馬やバイク用のスタイルも混ざっています。


ザビタンは、バイザーの下の顔もしっかり描いているんで、
次は、いきなりオマケですが、バイザーなしの顔をどうぞ。



バイザーなし顔アップ
TOP



inserted by FC2 system