作曲




no.10 fast


外部プレイヤー版 no.10 fast


ファイル名通りテンポが速い曲です。

これは、予定の10曲の中では「リズムから作る曲」の内のひとつで、いきなりDomino(MIDI編集ソフト)に向かってリズムを打つところから始めています。

全体の作り方も逆転していて非常に面白い体験でした。
一つひとつの作業がスルスルと運んでいき、出来上がるのも早く、自分で作った感じがしませんでした。

この曲から製作していたときのメモが残っているので、それを元に少し。

まず、全体のイメージは疾走感のあるもの。
リズムは「スティーブ・ミラー・バンド」的タイトな16ビート。これは、直前に聴いていたからで、なんとなく書いただけかと。
メロディはエレピ、明るくてメロウ、コードは複雑に。
ベースはうねるが、ややおとなしく。
ギター1がうるさ目のコード・ストローク。
ギター2が歪んだ音で、メロの補強。
ほか、ベースのリフから始まる。
途中どこかでジャズ風に。(ウォーキング・ベース)
SE入れる。

なんてことが書いてあって、ある程度の長さのリズムを組んだら、次にコード進行を作って、それを元にベースと行きたかったんですが、リズムを聴いてたらベースが湧いたんで、とりあえず打ったらこれになり、ベースを上げ下げしながら適当に伸ばし、コードを付け、最後にメロディ。

しかし、ある程度カラオケ状態に出来上がってしまった知らない曲に、どうやってしっくりくるメロを付けたらいいのか悩んだ挙句、最初に読んだ作曲本にあった「出来ないときは、音程を固定してメロディのリズムだけ作ってみよう」というのを思い出し、キーだけ合わせて同音連打でラップのようなメロを作って、最後の最後に1音ずついじって完成させました。

この作り方だと、意外なものが出来て凄く面白いですね。
如何せん、自分で作った感じがしないのが玉に瑕ですが・・・。

アレンジも間奏でジャズ風にしてみたり(ウォーキング・べースとか、ちゃんと出来てんのか判りませんが・・・)、効果音で遊んでみたりと、変化も付けられて、今までのものに比べたら、小品ながら纏まったものに出来たかなと思います。




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